はじめまして、この度waccaに正式に加入致しました、パーカッションの「きん」です。とりあえずひとこと。wacca、いいね!ボーカルChizさんの声もフィーリングもキュートさもいい。ギター&アレンジャーの飯塚さんの緻密で真摯な感じもいい。昨年、サポート・パーカッショニストとして初めてライブに参加した時、私なんかに務まるのかと密かに思っていました。私は自分をドラマーだと思っていたからです。ジャズが好きで、実力の程は別として、私は自分をジャズの人間として扱って来たのです。しかし同時に、細野晴臣さんや、マーティン・デニーの音楽のファンであり、パーカッション、それもラテン楽器というよくくりよりは、もっと違う怪しげな?サウンドにワクワクするタイプの人間なのです。そしてジャズ仲間の薦めも背中を押し、だいぶ年齢がイッてから(笑)、タブラやウドゥという楽器を手にするようになりました。その知り合いのミュージシャンのオリジナルな音楽の中で、何度かそれらの楽器を演奏したのですが、決して多い機会ではありませんでした。そのように少しくすぶっていた中にあって、昨年になってwaccaというユニットでパーカッションを演奏することになり、メインはカホンであっても、是非、このタブラやウドゥといった民族楽器を取り入れたいと、瞬時に決めたのです。ドラムセットの場合、それだけでひとつの確立されたパートとして成り立っているように思うのですが、パーカッションというのは決まったセッティングがあるわけではありません。また、今のこのスタイルではマンネリ化する危険性も多分にはらんでいます。しかし、現実として、無限のアイデアと無限の予算があるわけではない中で、どこまでこのwaccaというユニットの中でアイデンティティを保っていけるのか、不安であり、楽しみでもあります。何はともあれ、心に響く(特にオリジナル)曲をこれからも発信するであろうwaccaというユニットに参加させて頂いていることに感謝しつつ、この音楽の旅に「さあ、出かけよう!」と思うのであります。
きん